ゴエペルチア(旧カラテア)・ルフィバルバの株分けに成功

基本的に「葉っぱは外で育てるもの」と思っているわたしです。
が、少しだけ例外もいます。
今日はそんな例外な観葉植物のお話。

ゴエペルチアについて書きます。


ゴエペルチア・ルフィバルバ(Goeppertia rufibarba)の新芽に輝く水滴
株分けから3週間ほど

ゴエペルチア属はクズウコン科(Marantaceae)の植物群。
熱帯アメリカ原産で、観葉植物として人気の一群でもあります。

ゴエペルチア属には現在240ほどの種が登録されていますが、その多くはつい最近まで近縁のカラテア属に分類されていました。
DNA解析をベースにした植物系統分類学が2010年代に急速に進み、かつてカラテア属に分類されていた大半の種は、現在、ゴエペルチア属へ再編されています。
日本の園芸店でもたまに見かけるオルビフォリアやマコヤナ、ランキフォリアなどの種も今ではみなゴエペルチア属です。

そんな経緯もあり、園芸店や多くのウェブサイトではまだ「カラテア」と呼ばれていますが、当サイトでは「ゴエペルチア(Goeppertia)」と表記したいと思います。

ただこのゴエペルチア、人名「ハインリヒ・ゲッパート(Johann Heinrich Robert Göppert)」から取られた属名なので、ゲッペルチアと書いた方が実際に近いのかな?
外国の名前をカタカナで書くのは難しいですね。

ちなみに、このゲッパートさんは18世紀のドイツの植物学者で、石炭が植物由来であることを立証した人だそうです。
ブログを書いてると色々勉強になりますね。


湿度を好む植物を栽培しているケース
中央奥と右がゴエペルチア


以前、家族で福島県にあるスパリゾートハワイアンズへ行きました。

その時、プールサイドの植栽に植えられたゴエペルチア・マコヤナを見て「キレイな葉っぱだなー」と思ったのがわたしとゴエペルチアとの出会いです。
(今、冷静に思えば「なぜ南米の植物がハワイに?」という感じですがw)

園芸店ではやや高価なので、メルカリでなるべく安く小さな株を選んで買いました。
去年(2023年)9月のことです。

購入時は一枚の葉とわずかな根だけでしたが、上の写真のようなケース内でのんびり育てているとやがて順調に葉を増やしていきました。
ケースの中央奥が今回株分けしたゴエペルチア・ルフィバルバです。
同じくゴエペルチア属のムサイカや園芸種”ホワイト・フュージョン”、その他 アグラオネマSp.、コケなどと同居しています。

購入から1年ほどが過ぎた、先日(2024/09/26)、見ると鉢から根がとび出していたので植替えを。
ついでに、うちのゴエペルチアの中で一番強そうなルフィバルバを株分けしてみることにしました。


多湿のケースから常湿のリビングへ
株分けから25日ほど。赤い鞘から緑の葉が顔を覗かせる


元の鉢の中でグルグルにまわった根鉢を二つに割ると中にはジャガイモのような塊根が!
(写真撮り忘れました。ごめんなさい😞)

芋一個と葉一枚、それにチョットの根っこをバラけないように慎重に取り分けて、新しい植木鉢へ。

元の株は元の多湿ケースへ戻し、新しい株は乾燥気味のリビングへ。
北向きの、直射日光が差し込まない窓辺に置きます。

あとは土が乾いたら水をやり、気まぐれに気付いた時霧吹きしたり。。

一枚つけておいた葉がだんだんと茶色く枯れていき、株分けから3週間ほどが過ぎて「大丈夫かな?」と心配し始めた頃、タケノコのような新芽が!

今は、タケノコの割れ目から緑の葉が顔を覗かせています。


無事、大きくなりますように。

ではでは。





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