ドライガーデンに憧れて ユッカ・ロストラータ地植えで4年

ドライガーデンに強烈に憧れていた時期がありました。

いや、正確には今も憧れているんです。
が、なにせ狭い。
この家ではどう頑張ってもせいぜいドライ”ニッチ”くらいで、憧れているドライガーデンにはならないでしょう。
歳を重ねて悟りました。諦観。

この先、カリフォルニア辺りに大きなお屋敷を建てることがあれば、そこに柱サボテンとかツリーアロエをドーンッと植えるんですが。。


大地のパワーを受けてスクスクと育つユッカ(Yucca rostrata)と、すっかり日陰者となってしまったキンシャチ(Kroenleinia grusonii
カリフォルニアは遠い🙃


今日はそんなわたしがまだ観念する前のお話。
時は5年前、2019年10月に遡ります。

Instagramでドライガーデンの存在を知り、憧れを強めたわたしは3種類の植物のタネを購入。
ドライガーデンの申し子(?)、ユッカ・ロストラータYucca rostrataとキンシャチKroenleinia grusonii)、アガベ・パリー(Agave parryi ssp. parryi)です。

この3種はいずれもアメリカ南部〜メキシコ北部・中部の乾燥地帯に自生する植物で、いずれも育つと大きくなり見栄えがする。
にもかかわらず非常に丈夫で、日本の梅雨や蒸し暑い夏、雪の降る冬にも耐えられる。
まさにドライガーデン三種の神器とも言える植物たちです。

とは言え、乾燥地帯に生きる植物たちの常で、成長はゆっくりです。

これらをタネから育てて庭を作ろうとは、、なんとも気の長い話。
素人にしかできない暴挙です。


ユッカ(Y.rostrata)のタネ
近縁のアガベのタネによく似ています。2019年10月撮影


発芽。アガベ同様、子葉が一つしかない単子葉植物
2019年10月撮影


発芽から2ヶ月ほど。ユッカらしい姿になってきた?
2019年12月撮影。 左にいるのはハオルチアの挿し穂、居候してます。


この頃は比較的よく葉っぱたちの写真を撮っていたようです。
ポツポツ記録が残っており、気合の入っていた様子が伺えます。


そして翌年、2020年、わが家の庭(ニッチ)の大改造に着手します。


改造前。雑草のしげる庭。
この前年まではトウモロコシを育てたり、家庭菜園的な使い方をしていました


雑草を抜き、防草シートを敷きました

ホームセンターで砂利を買い、借りた軽トラで家まで運ぶ


完成。オリーブがまだ若い! 2020年8月のこと


この後すぐにユッカ達を地植えしたはずなんですが、、なぜか写真が残っていません。
肝心のところで、残念🫤

翌年、2021年7月の写真がありました。


ユッカ、キンシャチ共に5号鉢でちょうど良いくらいのサイズ感でしょうか?


そして現在、2024年10月。

同じくらいの位置から撮りましたが、ユッカが大きくなり過ぎていてキンシャチも水道の蛇口も隠れて見えません。
高さも120cmくらいあると思います。


撮る前に鉢を避けとけばよかった。。


逆サイドから。ユッカに幹的な部分ができてきました
ウニかクリのようにまんまるトゲトゲです


ちなみに、同時に実生して鉢で育ててきた株はこちら。
6号鉢に植えてあります。


こちらも幹ができているけど、、細い!


一番最初の写真にもキンシャチの隣にこの鉢が写っていますが、同じ葉っぱの同級生とはとても思えません。

大地のパワーを感じますね。。


よく「成長が遅い」と言われていますが、うちのような実生の幼苗で地植えなら「言うほど遅くないじゃん」と思います。

オリーブのような庭木と比べればそりゃ遅いですが、想像していたよりはずっと早いです。

加えて、丈夫さについては前評判通り。
この4年間、雨も雪も降りました。
台風だって何度も来ていますが、今のところ調子を崩したことはありません。

横浜、家の東側に植えられています。


このままスクスク育って、10年もしたら花が咲いてタネができたりもするんでしょうか?

その日が楽しみです。

ではでは。

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