日本唯一の砂漠 伊豆大島 三原山の裏砂漠へ行ってきた
日本にも砂漠があること、皆さんご存知でしょうか?
もちろん「東京砂漠」なんて比喩ではありませんよ。念の為。
日本の砂漠「裏砂漠」の風景 |
砂漠の定義🐫
日本の砂漠、それは東京 伊豆大島の三原山山麓にあります。
その名も「裏砂漠」と「奥山砂漠」!
国土地理院の発行する地図にも記載されている歴とした「砂漠」です。
まあ、名前だけなんですけどね。。
というのも、砂漠にはちゃんと定義があります。
鳥取大学館装置研究センターの君もなろう!砂漠博士によると”一年間の雨量がだいたい200mm未満の地域”が砂漠と呼べるとされています。
というわけで、温暖湿潤な日本列島に地学的に厳密な意味での砂漠は存在しません。
上の裏砂漠も、鳥取の砂丘も、荒涼として植生少なく、砂漠と見紛う景色ではありますが、雨はたっぷり降りますので砂漠ではないということになります。
植物愛好家、憧れの砂漠🌵
「自生地に行ってみたい」
「自分の好きな植物のルーツ、自然に生えているところを見てみたい。」
植物好きならば誰もが一度は思うこと。
特にサボテンやアガベ、メセンなど多肉植物の愛好家にとって、その自生地である砂漠や半砂漠の乾燥地帯はまさしく聖地。
コピアポアの自生地・チリのアタカマ砂漠、巨大な柱サボテンのそびえるアメリカ モニュメントバレーのソノラ砂漠、ツリーアロエとウェルウィッチアで知られるナミビアのナミブ砂漠、、例を挙げればキリがありません。
わたしも「いつかは、、」と思いつつ、子どももいるしお金はないしと半ば諦めていました。
行ってきました |
伊豆大島 三原山の裏砂漠
そこで冒頭の「裏砂漠」です。
まあ、ホントの砂漠ではありませんが雰囲気だけでも味わおうと、家族で行ってきました。
ゴジラ岩。時折 日のさす、悪くないお天気🌤 |
ゴツゴツした火山岩に覆われた地面 風が強くて、パッとみた感じ植物はススキとコケくらいしか見当たらない |
スコリア(黒い軽石) |
伊豆大島は熱海のある伊豆半島から南東方約25kmに位置する火山島。人口は7,000人ほど。
三原山はその中央に位置する火山で、標高758m。直近の噴火は1986年。戦前、その火口は自殺の名所だったそうな。
裏砂漠はその三原山の麓、土壌や傾斜、風向きなどの関係で植物がほとんど育たないエリアです。
本当の砂漠をこの目で見たことがないのでハッキリしたことは言えないんですが、確かに「砂漠感」はスゴかった。
見渡す限りゴツゴツした岩と砂利で、日本では他になかなか見られない珍しい風景なことは間違いないと思います。
噴火の痕跡、溶岩流 |
スギゴケ |
ハイゴケ |
ギンゴケ |
苔が好きなので苔ばかり撮ってしまった |
私たちの行った日はとても風が強く、「確かにこれは草生えないな」と思いました。
強風のため、三原山のお鉢巡りは断念。火山の火口を見ることができませんでした。
アガベやユッカが生えていても不思議じゃな景色 |
多肉植物っぽい何か |
アザミもちょいちょい生えてました(アザミ好き😎) |
アザミ |
青い鉱物の混じった火山岩。岩を眺めてるだけでも楽しい |
山を降りれば木も生えている |
大満足のなんちゃって砂漠でした。
また行きたいです!
ではでは。
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