避けがたい別れはいつか必ず来るもの

種まきの話が多いこちらのブログですが、今日は悲しいお別れ(になるかもしれない)の話。


最初で最後になるかもしれないオリーブ(Olea europaea)の結実


家を建てて今年で10年。
以来、わが家のシンボルツリーとして愛されてきたオリーブの木が今、危機を迎えています。

「なんか幹の色が悪いなァ」と思ったのは、今年の6月頃でした。

同じ頃、オリーブに小さな実がいくつかついていることを確認。
それまでも花は毎年のように咲いていましたが、結実したのは今年が初めて。
とても嬉しかったのを覚えています。

その後、梅雨が明けて一気に夏本番。
暑さに弱い鉢植えいくつかをオリーブの木陰へ移動させた時のことでした。
何の気なしにオリーブの根元を見ると、5mmくらいの小さな穴とオガクズの山が!


2014年春、オリーブを植えた日の一枚


よく見ると、穴は幹の下の方に10個以上空いています。

原因はオリーブアナアキゾウムシでした。

オリーブアナアキゾウムシ、、知識としては知っていましたが、まさかこんな都市部の住宅街にもいるなんて!
小豆島とか、もっとオリーブ密度の高いところの害虫と思い込んでいました。


以降は観察と駆除の日々。
幼虫・成虫どちらも数十匹と倒しましたが、根絶には至っていません。
樹皮を剥がされ丸裸になっていくオリーブが気の毒で、、正直、ちょっと疲れました。

農薬(スミチオン乳剤50倍希釈)が有効らしいけど、50倍希釈ってかなり濃い。
塗る人の健康とか環境負荷的に「どうなの?」とためらってしまうレベル。

最近、落葉が多く、もうダメかもとも思ったり。


10年でここまで大きくなりました。当時3歳だった息子は中学生に。


幸い、挿し木に成功して、いくつか苗は作れました。
実もいくつかは順調に育っているので、実生にもチャレンジできそうですが。。
どうしたものか?

とりあえずは、思い出のこの木が今年の冬を越えてくれることを祈るばかりです。

ではでは。

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